パーソナリティー斉藤洋美がスタジオジブリ作品、宮﨑駿監督『ハウルの動く城』を紹介。
(C)2004 二馬力・TGNDDDT
〈ストーリー〉
原作はイギリスの児童文学作家 ダイアナ・ウィン・ジョーンズの 「魔法使いハウルと火の悪魔」舞台は19世紀末の欧州。
そこは魔法と科学が混在する世界。
主人公の18歳の少女ソフィーは、ある日、荒れ地の魔女に 呪いをかけられてしまい、90歳の老婆にされてしまう。
そんなソフィーが、ひょんなことでハウルというちょっと臆病 だけれど、やたらカッコイイ青年魔法使いと出逢い、 4本の足で動く城で一緒に暮らすことに・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
拝啓、宮崎駿監督様。
久々です。
観ている間、ず~っと、
心が楽しい♪楽しい~♪って踊っていました♪
まだ若かりし頃、人生最大に落ち込んでいた時、 私は「風の谷のナウシカ」を観て どれだけパワーをもらったことでしょう・・・。
ナウシカみたいに優しくて強い女性になりたい!って・・・。
ナウシカ目指してがんばろう~!って心に誓った私でした。
そして、ナウシカを目標にしつつも、年を重ね、 どんどん、しわやしみが気になる年になった今・・・。
監督~!
監督は女性の気持ちがどうしてそんなに分かるのですか?
女性として老いていくせつなさや不安・・・。
あ~あの肌のはりはどこへ行ったの~!と思う今日この頃!
そんな今、まさに監督の作品から元気をいっぱいもらいました。
私、ナウシカに加え「ハウルの動く城」の主人公ソフィーという目標ができました。
ソフィーから、老いてもこんなにステキに生きていけるんだよ~!
というヒントを沢山もらいました。
人生楽しいよ~ってね!
見かけがいくら老いたって、心が少女でいられたら・・・・・。
生涯の目標です!
そんなおばあちゃんに私はなりたい~!
そして、もしかしたら、ハウルみたいな青年とも出会えるかもかも?
監督、またまたステキな作品をありがとうございました。
〈みどころ〉
ハウルの住居の動く城が本当に魅力的。
城そのものに命があるかのように、表情が沢山あって・・・。
私にはこのお城、今までの宮崎監督作品に登場して、作品の中でボロボロになって壊れたり消えていった 沢山のロボットや飛行船や色々な機械のそれぞれの部分が合体してできたように 見えてしまったのだけれど・・・。
とてもいとおしかったです。
ブンカ♪ブンカ♪ブンカ♪と まるで音をたてているかのような 歩き方・・・。
チャーミングです。
〈お気に入り〉
- ハウルがなんてハンサムなんでしょう!
髪の毛の色を気にするシーン可笑しくて大好き。
声の出演の木村拓也さんの声がピッタリはまっていて これもビックリでした。 - 青い空に太陽の光が反射したキラキラひかる雲。
緑がいっぱい、花も・・・・。
映画を観ながら深呼吸したくなりました。 - カルシファーという火の悪魔。
カブというかかし。
どれもいとしいキャラクターばかり。 - ソフィーおばあちゃんの元気とやさしさ。
- エトセトラ・・・エトセトラ・・・。
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」
出演(声):倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也
音楽:久石譲
主題歌:世界の約束
製作年:2004年
製作国:日本
日本公開:2004年11月20日
配給:東宝
上映時間:119分
第78回 アカデミー賞(2006)
- 長編アニメーション賞
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