グリーンマイル

グリーンマイルパーソナリティー斉藤洋美がアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクス主演、スティーブン・キング原作の映画『グリーンマイル』を紹介。

(C) CASTLE ROCK ENTERTAINMENT 1999


〈ストーリー〉

『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン監督が、同じくスティーブン・キングのベストセラー小説を映画化しました。

死刑囚が集められる南部の刑務所に、大きな黒人男性”ジョン・コフィー”がやって来ます。彼の名前の頭文字は、”J.C”。”ジーザス・クライスト”キリストと同じ!彼は奇跡の力を持つ不思議な男性!

その奇跡の力とは・・・・刑務所で一体何が起こったのかは観てのお楽しみ。

-僕たちは、世界で一番美しい魂を握りつぶそうとしていた-


〈Hiromi’s Eye〉

マイケル・クラーク・ダンカン扮する大きな黒人、ジョン・コフィーの優しい目に逢えるだけでも・・・・。トム・ハンクス扮する主任看守の死刑囚は、最後だけは穏やかに過ごしてもらおうという温かな懐に触れられるだけでも・・・・。ミスター・ジングルと言う本物のネズミのキュートな曲芸を見られるだけでも・・・・ 一見の価値ありの作品。

死刑囚が最後に歩く道が”グリーン・マイル”。いつかはみんな死ぬんだよね。みんなこのグリーン・マイルを歩いているような気がする。

そのグリーン・マイルでどんな人と会えるか、自分が何をするか・・・・で、その行き着く先が違ってくるような気がしました。


〈みどころ〉

映画好きにとっては、たまりません。この映画の舞台の1935年アメリカの大恐慌時代に、実際に大ヒットした作品”トップ・ハット”の中の”フレッド・アステア”が、「ここは天国」って”チーク・トゥ・チーク”を歌って踊るシーンを本当に素敵に使っています。

フランク・ダラボン監督が。故フレッド・アステアの未亡人に頼みこんで、使わせてもらったとか・・・・。私は号泣してしまいました。


〈お気に入り〉

マイケル・クラーク・ダンカンの温かく包み込んでくれるような渋い声がとても素敵。


英題:The Green Mile
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング
出演:トム・ハンクス、デヴィッド・モース、ボニー・ハント、マイケル・クラーク・ダンカン
音楽:トーマス・ニューマン
製作年:1999年
製作国:アメリカ
日本公開:2000年3月25日
配給:GAGA-HUMAX共同配給
上映時間:188分

▼予告編