多くの読者の頬を涙で濡らした大人気漫画家、西原理恵子のロングセラー絵本「いけちゃんとぼく」の完全実写映画化。パーソナリティー斉藤洋美が映画『いけちゃんとぼく』を紹介。蒼井優が、いつも少年の側にいる不思議な生き物”いけちゃん”の声を担当。
(C)2009「いけちゃんとぼく」製作委員会
〈ストーリー〉
「さよなら、 わたしたち とても短い恋をしたの。 あんまりにも短い恋だったから、わたしもう一度 あなたに会いに来たの。」
“いけちゃん”は不思議ないきもの。いつの頃からかヨシオのそばにいる。
色も形も変幻自在。お父さんが死んだときも、いじめられたときも、いつも一緒にいてくれた。
だが、ヨシオが成長するにつれ、その姿はだんだん見えなくなっていき、とうとう最後の日にいけちゃんはヨシオにあることを打ち明ける。
それはあまりにも切ない告白だった・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
西原理恵子さんの号泣絵本「いけちゃんとぼく」が映画になりました。
しかも実写です。
不思議な生き物“いけちゃん”が、色も形も大きさも自由自在に登場します。
そして、“いけちゃん”の声を担当しているのが蒼井優さんです。
これが、またピッタリの声で嬉しくなっちゃいました。
男の子っていいなー!走って、転んで、悩んで、ケンカして、
そして・・・大人になっていくんですね・・・。
子供は子供なりに、色々な悩みを抱えているんです。
そんな男の子、ヨシオが、日々抱えている色々な問題と一生懸命格闘していく姿・・・
〈みどころ〉
ヨシオをそばで見守る“いけちゃん”の想い・・・お母さんの想い・・・が、せつなくて、温かくて、胸の奥がキュンと痛くなります。
男性の中にひそむ、永遠の少年性と女性の中にひそむ、永遠の母性・・・
それは、神様がそれぞれにくれたプレゼントなのでしょうか。
この作品は、観る方の年齢によって、また、性別によって、様々な感じ方ができるような気がします。
そして、大切な人ときっと会いたくなります・・・。
ヨシオをいつもそばで支えていた不思議な生き物“いけちゃん”は、いったい何ものなのか・・・
本当に、かわいくてステキで切ない愛の物語です。
〈お気に入り〉
モト冬樹さん扮する牛乳屋さんのおじさん、妖怪あずき洗いに扮する岡村隆史さんがステキ♪
監督:大岡俊彦
脚本:大岡俊彦
原作:西原理恵子「いけちゃんとぼく」(角川書店刊)
出演:
- 蒼井優(声)
- 深澤嵐
- ともさかりえ
- 岡村隆史
- 萩原聖人
- モト冬樹
- 蓮佛美沙子
- 吉行和子
音楽:川嶋可能 主題歌/渡辺美里「あしたの空」(Epic Records japan Inc)
製作年:2009年
製作国:日本
日本公開:2009年6月20日
配給:角川映画
上映時間:107分
▼予告編