「愛を乞うひと」の平山秀幸監督で「かもめ食堂」の小林聡美が主演を務め、生きている日々の生活の中に起きた、小さくて大きな奇跡を描くヒューマンドラマ『ツユクサ』をパーソナリティー斉藤洋美が紹介。
(C)2022「ツユクサ」製作委員会
〈ストーリー〉
舞台は、海と空がとっても綺麗なある小さな田舎町。その田舎町で一人で暮らしている50歳目前の芙美（ふみ）（小林聡美）ちゃん。芙美ちゃんは、同じ職場のなんでも話せる友人の直子（平岩紙）と妙子（江口のりこ）とほっこりした時間を過ごしたり・・・。
直子のひとり息子の宇宙が大好きな航平（斎藤汰鷹）君とは、うんと歳は離れているけれど親友で、一緒に遊びに行ったり、相談に乗ってあげたり・・・と、そんな平凡な毎日を、楽しく丁寧に生活しているのですが、ワケあって、断酒会に通っています。
ある日の断酒会の帰り道、芙美ちゃんが運転する車に何かがぶつかり、車が転倒してしまう事故が起きてしまいます。なんと隕石が落ちてきて、その破片が芙美ちゃんの車に飛んできたらしいのです。隕石に遭遇する確率は1億分の1だそうで、考え方によっては奇跡に出会うようなもの。
そしてもうひとつ、奇跡のような出会いが芙美ちゃんに訪れるのです。それは芙美ちゃんがジョギング中に何度か見かけた男性で、草笛が上手な人との出会いなのですが・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
この作品に登場する一人一人は色々な哀しみを抱えながらも、笑顔で「今」を生きています。その今、生きている日々の生活の中に起きた、小さくて大きな奇跡の物語。
★小林聡美さん、平岩紙さん、江口のりこさんの掛け合いは最高でした。
特に、女性のパンティーの話を「あーだの、こーだの」言っているシーンは最高！
★秘密ですが、松重豊さんの、あんなシーンを初めて観て、ちょっと、ドキドキしちゃいました。
★タイトルのツユクサの花が愛おしかった・・・
★コロナでいつもマスクをしていて息苦しい中、この作品で、美しい海と空と宇宙？と人の笑顔に包まれて、身も心も大きく深呼吸ができました。
★平山監督たっての希望から、1969年の昭和の名曲「あなたの心に」（ビクターエンタテインメント／中山千夏）が本作のエンディング曲として起用されています。
★大人の人生にそっと寄り添ってくれるようなホッコリあたたかい映画が完成しました。
温かくて、素敵で、笑えて、本当にチャーミングな作品です。
色々あるけれど、日々の中には、たくさんの奇跡が溢れているよと教えてもらえます。
監督：平山秀幸
脚本：安倍照雄
製作：五老剛、與田尚志、太田和宏、松岡雄浩、山本正典、栗花落光、川村岬
出演：
- 小林聡美
- 平岩紙
- 斎藤汰鷹
- 江口のりこ
- 桃月庵白酒
- 水間ロン
- 鈴木聖奈
- 瀧川鯉昇
- 渋川清彦
- 泉谷しげる
- ベンガル
- 松重豊
製作年：2022年
製作国：日本
配給：東京テアトル
上映時間：95分
2022年4月29日（金）ロードショー
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